(C)TOSSインターネットランド>中学校>2年生>向山型数学>図形>円周角
啓林館『数学2年』P117・P118。円周角の定理(2)。「円周角の定理(1)」で、円周角と中心角の大きさを測り、「円周角は中心角の大きさの半分である」ことを予想させた。証明に入る前に、図の中に等しい辺、等しい角に印をつけ、見通しを持たせる。
1.一時一事の指示で図をかかせる
指示1 ノートの新しいページを開けなさい。
指示2 縦に折り目をつけなさい。
図形の証明では、ノートの縦半分に折り目をつけ、左側に図、仮定、結論をかかせる。右側に証明を書かせる。(左利きの場合、逆になる)
指示3 上から4cm、左から4cmのところに、点を取ります。Oとします。
指示4 半径3cmの円をかきなさい。
指示5 円周上に点Aを取りなさい。点Bを取りなさい。
指示6 OとAを結びなさい。OとBを結びなさい。
指示7 円周上に点Pを取りなさい。
指示6 PとAを結びなさい。PとBを結びなさい。
(1)で同じ図をかかせているので、少しテンポをあげて指示を出す。
2.図に同じ大きさの辺や角に印を入れ、証明の見通しを立てる
発問1 どんな予想を立てたのですか。
「円周角の大きさは、中心角の大きさの半分です」
指示7 このままでは証明できませんね。補助線を引きます。PとOを通る直径を引きなさい。弧AB と交わったところをKとします。
指示8 三角形が2つできましたね。右側の三角形を手で隠しなさい。
指示9 この中から、等しい辺、等しい角を見つけて、印を入れなさい。
発問2 等しい辺はどれとどれですか。
「OAとOPです」
発問3 等しい角はどれとどれですか。
「∠APOと∠PAOです」
黒板には●と●で表す。
発問4 ∠AOKは、どんな大きさですか。
「●●です」
同様に、左半分を手で隠し、同じ発問をする。変化のある繰り返しで、理解させる。
黒板には、∠BOKを××で表す。
図を一目見ただけで、円周角の大きさは、中心角の大きさの半分であることが分かる。
3.証明を書かせる
教科書のP118の証明を音読し、ノートに写させる。